白内障がもたらす問題と対策
白内障は、目の水晶体が濁る状態です。水晶体は水とタンパク質で構成されており、加齢に伴いタンパク質が凝集して濁りが生じます。この濁りが拡大すると視力が低下し、視界が曇ったり霧がかかったように見えるようになります。読書や運転が困難になることがありますが、通常は痛みを伴いません。
リスク要因
- 加齢(約65歳以降)
- 喫煙
- 強い日光や紫外線への長時間曝露
- 放射線被曝
- 眼の炎症や外傷
- 糖尿病
- 家族歴(白内障の遺伝的傾向)
症状・問題点
- 視界が曇り、ぼやける
- 光やまぶしさに対する感度が高まる
- 夜間視力の低下や光のハロー(光輪)
- 眼鏡の度数が頻繁に変わる
- 色が黄色く見えることがある
- 片目で二重視が生じることがある
注意点
- 対向車のヘッドライトのまぶしさで夜間運転が危険になる
- 視界のぼやけにより転倒や事故のリスクが増大
- 過熟白内障(白く濁った状態)では炎症、痛み、頭痛を伴うことがある
生活上の対策
- 自宅の照明を明るくし、電球は150W程度にする
- 拡大鏡を使用して読書を楽にする
- 紫外線防止のサングラス(UVBカット)を着用する
- 夜間の運転は控えるか、同乗者に運転を依頼する
治療法
手術が最も効果的な治療法で、成功率は約95%です。視力低下が生活の質に影響を与える場合に実施されます。濁った水晶体は人工レンズに置換され、両眼が対象の場合は片目ずつ手術し、4〜8週間の間隔を空けます。回復は比較的早く、数日で通常の活動に戻れます。
予防・対策
- 紫外線カットのサングラスを常時着用し、UVBによるリスクを低減する
- 糖尿病などの慢性疾患は適切に管理し、眼へのダメージを防止する
- 喫煙はフリーラジカルを増加させ白内障リスクを高めるため、禁煙する
