糖尿病による網膜障害とは

原因

糖尿病では血中の糖がうまく吸収されず、血糖値が上昇します。高血糖と高血圧が長期間続くと、網膜の細い血管が損傷し、血管が腫れ、弱くなり、詰まります。新しく形成された脆弱な血管は破れやすく、出血して視界が曇ります。

症状

糖尿病性網膜症は初期に目立った症状が少ないですが、ぼやけや点が現れ、数時間で消えることがあります。症状が進行すると、ぼやけや二重視、暗い浮遊物、目の痛みや圧迫感が現れ、視力低下のサインです。

リスク要因

1型、2型、妊娠糖尿病のいずれでも網膜障害のリスクは同じです。血糖コントロールが不十分で血圧が上がると、目だけでなく心臓にも影響し、網膜障害のリスクが高まります。妊娠中の糖尿病患者も注意が必要です。

診断

眼科医の診察で網膜の状態を確認します。瞳孔散大薬を点眼し、視力検査や網膜の直接観察を行い、血管の漏れ、網膜の腫れ、神経組織の損傷などを評価します。

治療

視力低下を防ぐための主な治療はレーザー光凝固術と硝子体手術(ビトレクトミー)です。レーザーは異常血管を焼灼し、出血を防ぎます。大量出血がある場合は硝子体手術で血液を除去します。早期治療が重要です。

予防・対策

定期的な眼底検査(瞳孔散大検査)を受け、早期発見に努めましょう。血糖と血圧を適切に管理し、妊娠中は妊娠初期に眼科受診を行うことが推奨されます。

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