コウモリに由来する目の疾患:眼ヒストプラズマ症候群(OHS)
定義
ヒストプラズマ症は、コウモリや鳥に多く見られる空気中の真菌です。感染した糞や巣の土がかき乱されると、胞子が空気中に放出されます。
眼への感染
国立眼研究所によると、肺に侵入したヒストプラズマ胞子が血流を通じて眼の脈絡膜(網膜と強膜の間にある血管豊富な層)に到達し、感染が成立します。
症状
初期段階では自覚症状はほとんどありませんが、進行すると視覚のゆがみ、盲点、網膜の瘢痕が現れます。放置すれば失明に至ります。
診断
眼科専門医はまず、脈絡膜に見られる「ヒストスポット」と呼ばれる胞子の痕跡を確認します。次に網膜の浮腫や特定のマーカーを調べ、必要に応じて散瞳後に詳細な検査を行います。
治療
主な治療法は異常血管を除去するレーザー光凝固術です。これにより視力低下の進行を抑えることができます。
