コンタクトレンズ使用時の主な合併症と対策

素材や製造技術の進歩により、コンタクトレンズは過去に比べて安全かつ低価格になっています。しかし、装着中に不快感やトラブルを感じる人も少なくありません。ここでは、代表的な合併症とその予防・対処法をわかりやすく解説します。

乾燥眼

コンタクトレンズ使用者が最も多く訴えるのが乾燥眼です。涙膜は光やレンズが最初に通過する層であり、十分な涙がないと刺激や視界のぼやけが起こります。対策としては、装着時間を短縮し、人工涙液をこまめに使用することが効果的です。

角膜低酸素症(Corneal Hypoxia)

レンズが角膜に酸素供給を妨げることで起こる状態です。長時間の装着が続くと、角膜疲労症候群となり、視力低下や焦点合わせの困難が生じます。解決策は、装着時間を減らし、酸素透過性の高いレンズに切り替えることです。

ソリューション反応

レンズ保存液に対するアレルギー反応が起こることがあります。症状が出た場合は、保存液を低刺激性のものに変更するか、使い捨てデイリーレンズに切り替えて保存液自体を不要にする方法があります。

巨大乳頭結膜炎(Giant Papillary Conjunctivitis)

まぶたの内側に小さな腫れができ、強い不快感を伴う症状です。レンズ素材や保存液、タンパク質沈着が原因とされます。症状が出たらすぐにレンズ装着を中止し、医師の診断を受けた上で、別タイプのレンズや新しい保存液に変更します。

角膜擦過傷(Corneal Abrasion)

レンズと角膜の間に異物が挟まる、またはレンズ自体の欠陥により角膜が傷つくことがあります。痛みや違和感が生じたら、直ちに装着をやめて眼を洗浄し、レンズの状態を確認してください。常に清潔な手とレンズで装着することが予防の基本です。

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