種類

皮下白内障には大きく分けて前部皮下白内障と後部皮下白内障の2種類があります。前部は比較的稀で、後部皮下白内障(PSC)はレンズの後嚢直下に小さな白い混濁が現れ、光が網膜へ届く経路を遮ります。PSC は進行が早く、若年層でも発症しやすい特徴があります。

症状

光のまぶしさ(グレア)や、遠くよりも近くを見る際の視力低下が主な症状です。混濁が小さくても日常生活に支障をきたすことがあります。特に若い患者や、特定の疾患・薬剤を使用している人は注意が必要です。

糖尿病

糖尿病患者は全ての白内障タイプのリスクが約60%高く、特に皮下白内障が若年で急速に進行することが報告されています。高血糖がレンズの代謝異常を引き起こすと考えられ、血糖コントロールの徹底が予防につながります。

ステロイド薬

経口、吸入、点眼などさまざまな形態のステロイドは、皮下白内障のリスクを高めます。メカニズムは完全には解明されていませんが、長期間使用する患者は定期的に眼科で検査を受け、早期発見に努めることが重要です。

遺伝的要因

網膜色素変性症など特定の遺伝性疾患を持つ人は、後部皮下白内障を早期に発症しやすいです。家族内で同様の白内障が見られる場合もリスクが高まります。

その他の原因

高度な近視・遠視、慢性炎症性眼疾患、外傷、放射線照射なども皮下白内障の原因となります。これらのリスク要因がある人は、視覚の変化をすぐに眼科医に伝え、定期的な検査を受けることが推奨されます。