ウイルス性結膜炎の原因と治療法
ウイルス性結膜炎とは
ウイルス性結膜炎は、子どもから大人まで幅広い年齢層で見られる目の炎症です。結膜炎にはウイルス性、細菌性、シャンプーや塩素、アレルギーなど刺激物によるものなどさまざまなタイプがありますが、最も一般的な症状は目の刺激感、赤み、かゆみ、目やになどです。
感染の現状とリスク層
米国をはじめとする多くの国で頻繁に発生し、家族間、学校、職場、ショッピングモールなど公共の場で容易に感染します。男女ともに同じ頻度で起こり、全ての年齢層に影響しますが、特に20〜40歳の成人でアデノウイルスが主な原因とされています。
ウイルス性結膜炎の原因
ウイルスはあらゆる年齢で結膜炎を引き起こすことがあります。主なウイルスは以下の通りです。
- アデノウイルス
- ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
- ピコルナウイルス
- 単純ヘルペスウイルス(HSV)
- 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)
- 痘ウイルス
- インフルエンザウイルス
- パラミクソウイルス
- 風疹ウイルス
稀にエプスタイン・バーウイルス、はしか、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)なども原因になります。最も一般的なのはアデノウイルス性結膜炎で、特に問題となるのはヘルペスウイルスによる結膜炎です。サブタイプとしては「ピンクアイ」(角結膜炎)や「咽結膜熱」もあります。
ヘルペス単純ヘルペスは子どもに多く見られ、帯状疱疹は水痘後や再活性化時に眼に影響を及ぼすことがあります。
主な症状
- 目やに(粘液)
- 赤くかゆい目
- 涙目
- 風邪に似た上気道症状
- 喉の痛み
治療と対処法
ウイルス性結膜炎の治療には症状緩和と二次感染防止が中心です。代表的な処置は次の通りです。
- 人工涙液で乾燥を防ぐ
- 血管収縮剤・抗ヒスタミン剤でかゆみを軽減
- ステロイド点眼薬で偽膜や上皮下浸潤を抑える(医師の指示が必要)
- 抗菌点眼薬で細菌感染を予防
- ヘルペス性結膜炎には抗ウイルス点眼薬、必要に応じて経口アシクロビル
- 冷たい湿布で炎症と不快感を和らげる
症状が重い場合や視力低下が見られる場合は、速やかに眼科医を受診してください。
