線維筋痛症に伴う目の問題

線維筋痛症は、米国だけで600万人以上が罹患している慢性の自己免疫疾患で、筋肉や結合組織に激しい痛みと疲労感をもたらします。この疾患は神経系にも影響を与えるため、視覚にもさまざまなトラブルを引き起こすことがあります。光に対する過敏性、ドライアイ、視界のぼやけ、最悪の場合は失明に至ることもあります。以下に、線維筋痛症患者が経験しやすい主な目の症状とその特徴をまとめました。

光過敏(光感受性)

線維筋痛症の患者は、蛍光灯やコンピュータ・テレビの明るい画面に対して過度に敏感になることがあります。屋外の強い日差しでも、サングラスなしでは視界がつらくなることがあります。


ドライアイ

シッカ症候群(乾燥症候群)と関連して、目が乾きやすくなることがあります。その結果、コンタクトレンズの装着が痛みを伴い、使用が困難になることがあります。


触覚過敏(眼鏡への不耐性)

眼鏡の重さが鼻や顔面の感覚神経を刺激し、痛みが耳や歯、鼻まで放散することがあります。このため、眼鏡の着用が苦痛に感じられる患者もいます。


視界のぼやけ・二重視

眼球表面に粘稠な分泌物がたまり、視界がぼやけることがあります。特に夜間の運転は危険になることがあります。また、二重視やめまい、めまい感覚と併発することも報告されています。


失明のリスク

稀に、関節リウマチを併発した患者で、側頭動脈炎が起こり、迅速なステロイド治療が行われないと視神経に炎症が波及し、部分的または完全な失明に至ることがあります。

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