角膜円錐症(ケラトコノス)の診断手順

角膜円錐症とは

角膜円錐症は、角膜が徐々に薄くなり形状が変形する進行性の疾患です。主に不規則乱視や近視による視力低下が起こり、角膜瘢痕が合併するとさらに視力が低下します。

診断手順

  1. 角膜円錐症の典型的な症状を確認します。視力の徐々の低下、歪み、二重像、眩しさ、ゴースト像などが挙げられます。多くの患者は眼鏡やソフトコンタクトレンズで一時的に視力が改善しますが、最終的にはハードコンタクトレンズが必要になります。

  2. 患者の問診を行い、リスク因子を把握します。特に眼のアレルギー、ハードコンタクトレンズの長期使用、強い眼球摩擦が関与します。

  3. 基本的な視力検査を実施します。軽度の角膜円錐症でも斜めの乱視と中等度以上の近視が認められます。角膜曲率(ケラトメトリー)の値は、45 D以下で軽度、45〜52 Dで中等度、52 D以上で重度と評価されます。

  4. 中等度の場合は角膜真皮層にストレスラインが約40%、重度では約60%観察されます。また、中等度で20%、重度で70%のケースで角膜瘢痕が認められます。

  5. 角膜トポグラフィーで最終診断を確定します。多くのケースで下部(下方)に角膜の急峻化が見られ(約80%)、中心部での急峻化は約15%です。その他のパターンや急峻化が見られないケースは稀です。

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