小人症の理解:遺伝子型と遺伝的要因
小人症とは
小人症は、複数の遺伝子に起因する遺伝性疾患です。最も一般的なタイプは軟骨形成不全症(アコンドロプラジア)で、FGFR3遺伝子の変異が原因です。
主な小人症のタイプ
- 軟骨形成不全症(アコンドロプラジア):FGFR3遺伝子変異
- 脊椎骨端軟骨異形成症(SED):COL2A1遺伝子変異
- ジアストロフィックジスプラジア:SLC26A2遺伝子変異
- 偽軟骨形成不全症:COMP遺伝子変異
- 低軟骨形成症(ハイポコンドロプラジア):IHH遺伝子変異
遺伝様式
小人症の遺伝様式はタイプにより異なります。多くは常染色体優性で、変異遺伝子が1つあれば症状が現れます。一方、SED のように常染色体劣性で遺伝するタイプもあり、両親から変異遺伝子をそれぞれ1つずつ受け継いだ場合に症状が出ます。
遺伝子型(ジェノタイプ)
小人症に関わる遺伝子型は以下の通りです。
- DD:変異遺伝子が2つ(ホモ接合)で、必ず小人症が発症します。
- Dd:変異遺伝子が1つ(ヘテロ接合)で、優性タイプの場合は症状が出ますが、劣性タイプでは発症しません。
- dd:変異遺伝子がない(正常ホモ接合)で、症状は出ません。
したがって、DD の個体は必ず小人症、dd の個体は非小人症、Dd の個体は遺伝様式や遺伝子の発現度により症状の有無が変わります。
