子宮内膜炎とは?原因・症状・治療の完全ガイド
子宮内膜炎とは
子宮内膜炎は、子宮の内膜(子宮内膜)が炎症を起こす状態です。主に細菌感染が原因ですが、非感染性の要因でも発症します。
主な原因
- 感染性原因:分娩、人工妊娠中絶、子宮内手術(例:子宮鏡検査)などで細菌が子宮内に侵入しやすくなります。
- 非感染性原因:
- 子宮内膜過形成:内膜が過剰に増殖し、肥厚する状態。
- 子宮内膜ポリープ:小さな肉質の増殖物が内膜にできる。
- 子宮筋腫:子宮筋層にできる良性腫瘍で、炎症を誘発することがあります。
主な症状
- 骨盤部や下腹部の鈍痛・激痛
- 発熱・寒気
- 不正出血(大量出血や不規則出血)
- 悪臭を伴う膣分泌物
- 性交時の痛み(性交痛)
診断方法
症状と身体診察に加え、以下の検査で確定診断を行います。
- 経腟超音波検査:子宮内膜の状態を画像で確認。
- 子宮内膜生検:組織を採取し顕微鏡で炎症の有無を評価。
- 子宮鏡検査(ヒステロスコピー):子宮内腔を直接観察し、必要に応じてポリープや筋腫の除去も可能。
治療法
原因に応じて治療方針が変わります。
- 細菌感染が原因の場合:感受性のある抗生物質を数日~数週間投与。
- 非感染性の要因が関与している場合:基礎疾患の治療が中心。例として、過形成やポリープはホルモン療法や外科的除去、筋腫は薬物療法または手術が選択されます。
適切な治療により多くの患者は症状が改善しますが、炎症が長引くと子宮内膜が瘢痕化し、妊娠しにくくなるリスクがあります。
予後と妊娠への影響
早期に適切な治療を受ければ完治するケースがほとんどです。ただし、重度の瘢痕が残ると受精や着床に支障をきたす可能性があるため、妊娠を希望する場合は専門医と相談し、必要に応じて不妊治療を検討してください。
