子宮筋腫の超音波治療

子宮筋腫は子宮の筋層にできる腫瘍で、数ミリからグレープフルーツ大、あるいはそれ以上に成長します。多くは良性で、主に40代・50代の女性に見られ、過多月経や疼痛を引き起こします。時には非常に大きくなり、妊娠したかのように見えることもあります。

超音波治療(ノンインベーシブ手術)

  • 超音波治療は、ナイフを使わない手術としても知られ、外来で受けられ、全身麻酔は不要です。ただし、すべての筋腫が対象になるわけではありません。適応かどうかは、医師がMRIで子宮内の筋腫の正確な位置を確認した上で判断します。MRI画像は治療中にもリアルタイムで超音波の照射位置を特定するために使用されます。

手順

  • 施術前日は深夜以降の飲食を控えます。施術開始前に静脈ラインを確保し、リラックスさせる薬剤を投与しますが、全身麻酔は行いません。MRIスキャナー内でリアルタイム画像を確認しながら、患者はうつ伏せで寝た状態で治療が行われます。高精度の超音波ビームが筋腫に集中的に照射され、周囲の正常組織への影響は最小限に抑えられます。1回のパルスは約15秒で、筋腫の数だけ繰り返され、全体の施術時間は約3時間です。

効果

  • 施術中に痛みを感じた場合は緊急停止ボタンで即座に照射を止められます。通常は子宮内に温熱感を覚える程度で、鎮静薬の影響で施術後に軽い倦怠感が残ることがあります。超音波により筋腫が壊死し、数か月かけて体内で自然に吸収されます。子宮自体は残るため、将来的に新たな筋腫ができる可能性はあります。

合併症

  • 合併症は稀ですが、以下の症状が現れた場合は速やかに医師へ連絡してください。高血圧、腹痛、吐き気、痙攣、発熱、皮膚の軽度やけど、下肢や背部の痛みなどが報告されています。

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