年齢と脱毛の関係
70歳代で濃くて豊かな髪を持つ人はごく少数です。年を重ねると、さまざまな要因が重なりやすく、抜け毛や薄毛が進行しやすくなります。ここでは、加齢と脱毛の関係、主な原因、対処法をまとめました。
年齢が脱毛に与える影響
年を取るほど病気になるリスクが高まります。病気そのものや、治療に使われる薬が抜け毛を引き起こすことがあります。また、食事が不規則になりがちで、ビタミンやミネラルが不足すると髪の健康が損なわれます。頭髪を保つためには、生活習慣の見直しが必要です。
脱毛の主な原因
- 血液をサラサラにする薬、降圧薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、化学療法薬などの副作用
- 頭皮外傷や大手術後のストレス
- 遺伝性の男性型脱毛症(AGA)
- 過度な精神的・肉体的ストレス
- 栄養不足やビタミン・ミネラル欠乏
- ホルモンバランスの乱れ、特に甲状腺機能障害(甲状腺機能亢進症・低下症)
追加で考慮すべき要因
- 全身性エリテマトーデス(SLE)などの皮膚疾患
- がんやその治療
- ホルモン異常全般
- 感染症、血行不良、肝臓・腎臓機能不全
医師に相談すべきサイン
抜け毛に以下の症状が伴う場合は、早めに受診してください。
- 呼吸困難、体重減少、意識混濁、便秘・下痢、食欲不振
- 発熱、嘔吐、皮膚トラブル、痛み
診断のポイント
医師の診察で、抜け毛が加齢だけでなく皮膚感染や炎症、潜在的な疾患のサインであることが判明することがあります。必要に応じて血液検査や画像診断(X線、CT)を行い、原因を特定します。
テストステロンと抜け毛の関係
閉経期の女性では、卵巣の機能低下によりプロゲステロンが減少し、代わりに副腎皮質ホルモンの前駆体であるアンドロステンジオンが増加します。アンドロステンジオンは男性ホルモン様の作用を持ち、髪が細くなり抜けやすくなります。多くの場合、数か月でホルモンバランスは回復しますが、抜け毛が完全に元に戻らないこともあります。
