ペースメーカーが故障したらどうすべきか

ペースメーカーは心拍を安定させるために設計・埋め込まれますが、通常の寿命は5〜10年です。その後は新しいデバイスに置換手術が必要となります。心拍がペースメーカーに依存している患者にとって、故障は重大な問題です。本記事では、ペースメーカーが心拍を遅く・速く・不規則にした場合に取るべき対処法を、外部治療、薬物療法、手術の3つの観点から解説します。

外部治療オプション

  • ペースメーカーが故障した際、一時的に外部パッド(経皮的ペーシングパッド)を使用して心拍数を調整することができます。これは皮膚の表面に貼り付けるだけで、外科手術を伴わずに心拍を設定できます。通常、静脈ラインを確保し酸素投与を行いながら実施します。短期間の対応として、パルスジェネレーターなどの代替装置も検討されます。

薬物療法オプション

  • ペースメーカーの不調は電解質バランスや代謝異常が原因になることがあります。これらは薬剤投与や食事療法で管理できます。低血圧が認められる場合は、点滴で液体を補給し、医師や看護師が慎重に評価した上で処置します。また、必要に応じて既存の薬剤レジメンを変更したり、一時的に中止したりすることもあります。

手術的オプション

  • 最も一般的な対応は、ペースメーカー自体の外科的処置です。検査的にデバイスを確認するだけの場合や、リードの緩み・バッテリー切れなどの修理、あるいは完全な交換が行われます。簡単な修理は空気袋の抜去やネジの締め直しで済むこともありますが、電子部品全体の抜去が必要になるケースもあります。心臓専門医や心血管外科医と連携して適切な手術を計画します。

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