運動後に現れる不整脈の原因と対策

不整脈の症状

不整脈の主な症状は、胸の鼓動が激しく感じる、息切れ、めまい、軽い胸部不快感、倦怠感、動悸などです。症状が軽度の場合、本人が気付かないこともあります。心エコーや心電図(ECG)で不整脈の有無を確認できます。

運動後のみ症状が出る場合、安静時の心エコーだけでは異常が見つからないことがあります。その際は、運動負荷試験が必要です。

運動とCPVT(カテコラミン性多形性心室頻拍)

CPVTは、心筋のカルシウム調節に関わるリアノジン受容体の遺伝子変異が原因となる疾患です。安静時は心拍は正常ですが、運動やストレスで体内にエピネフリンなどのカテコラミンが増加すると、心臓のカルシウム濃度が急上昇し、不整脈が発生します。重症例では、運動中に突然死に至ることもあります。

運動負荷試験(ストレステスト)

運動後に不整脈が疑われる場合は、トレッドミルを用いた運動負荷試験が行われます。被験者は徐々に速度と傾斜を上げながら走行し、その間心電図や血圧をモニタリングします。試験後の心拍数や血圧の変化から、異常の有無を評価します。

CPVTの治療

第一選択薬はβ遮断薬です。β遮断薬は心拍数や血圧を抑制し、カテコラミンの心臓への影響を軽減します。これにより、運動やストレス時の不整脈発作を予防します。

その他の運動後不整脈の原因

  • 電解質バランスの乱れ(カリウムやナトリウムの不足または過剰)
  • 喫煙や過剰なカフェイン摂取
  • 過度な運動による身体的ストレス

これらの要因も運動後の不整脈を引き起こす可能性があります。生活習慣の見直しや適切な医療機関での検査が重要です。

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