ペルサンチンとカードリオライトを用いた心臓ストレステスト
ペルサンチン(ジピリダモール)
メイヨークリニックによると、ジピリダモール(商品名:ペルサンチン)は、特に機械的心臓弁置換術を受けた患者などで、脳卒中や血栓形成のリスクを減らすために使用される薬です。心臓ストレステスト用に注射で投与されると、冠動脈を拡張させ心筋への血流を増加させ、脈拍を上げずに運動時と同様の効果を再現します。
カードリオライト(セスタミビ)
カードリオライトは放射性物質で、検査開始前に静脈へ注射されます。血流が良好な心筋部位に集まり、ガンマカメラで撮像できるようになります。血流が低下している部分は暗く映り、血流が豊富な部分は明るく表示されます。メイヨークリニックによれば、この検査での放射線被曝は一般的な胸部X線検査以下です。
ガンマカメラ
熟練した技師が操作するコンピュータがガンマカメラを制御し、心臓の画像と詳細な機能測定データを取得します。検査の精度は、患者が検査中に動かず静止していることが重要です。MRIのトンネルのように閉鎖的ではなく、体に近い位置で撮像します。
検査前の準備
医師からの指示に従い、検査の24時間前までカフェインを摂取しないことが求められます。当日喫煙は禁じられ、血圧降下薬や一部の喘息薬、糖尿病患者のインスリンや食事管理も結果に影響するため、事前に調整が必要です。
検査の流れ
検査全体は通常2〜4時間かかります。まずカードリオライトを注射し、約30分後に安静時撮像を行います。患者は背もたれのないテーブルに横たわり、腕を頭上に上げた状態で15〜20分間静止します。その後、ペルサンチンを注射し、約30分後にストレス(運動)時の撮像を実施します。施設により撮像順序は異なり、運動後に安静時撮像を行う場合は翌日に再来院が必要になることがあります。結果は担当の心臓専門医または主治医から連絡されます。
