中心静脈カテーテル除去手順

中心静脈カテーテルは、頸静脈、鎖骨下静脈、鼠径部静脈などに留置される長期静脈アクセス装置です。末梢静脈が確保できない患者や、長期の点滴が必要な成人・小児に使用されます。除去は、感染リスクを低減するために無菌的に行う必要があります。

必要なもの

  • 滅菌ドレッシングパック
  • 抗菌軟膏付きテラガーゼなどの密閉ドレッシング
  • ヒビタン溶液
  • 滅菌手袋
  • 感染が疑われる場合にカテーテル先端を回収する滅菌容器
  • 縫合糸切除用カッター
  • 滅菌はさみ

手順

  1. 手洗いと手袋着用
    手をしっかり洗浄し、滅菌手袋を装着します。患者に手順を説明し、ベッドサイドでドレッシングを準備、すべての点滴を停止します。
  2. 患者の体位
    患者をトレンデレンブルグ位(頭部を下げた姿勢)または仰臥位にします。
  3. 縫合糸の除去
    カテーテルを固定している縫合糸を慎重に切除し、糸が残っていないことを確認します。
  4. カテーテルの抜去
    患者に息を止めてもらいながらカテーテルを抜き、直後に滅菌ガーゼで圧迫します。
  5. 密閉ドレッシングの適用
    患者が息を止めている間に密閉ドレッシングを貼付し、その後体位を調整します。
  6. 記録
    除去日時、カテーテルの種類・状態、皮膚の状態(腫脹、発赤、分泌物の有無)を進捗ノートに記録します。
  7. 術後管理
    ドレッシングは24〜72時間保持し、出血、空気塞栓、感染などの兆候を観察します。必要に応じて再評価を行います。

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