うっ血性心不全の運動療法
定義
米国心臓協会は、うっ血性心不全(CHF)を「心臓が十分な血液を全身に送り出せない状態」と定義しています。心臓が十分に血液を送り出せないため、過度に体を動かすとすぐに疲労し、息切れを起こしやすくなります。
医師と相談する
CHFと診断された場合は、運動を始める前に必ず主治医と相談してください。安全に行える運動の種類、頻度、時間について質問し、地域の心臓リハビリテーションプログラムが利用できるか確認しましょう。
安全に行える運動
心臓は筋肉です。適度な運動で筋力を維持しましょう。医師の許可を得た上で、徐々に負荷を上げ、頻繁に休憩を取りながら行うことが重要です。
運動前後のウォームアップとクールダウンは、ゆっくりとした呼吸とストレッチで行いましょう。
ヨガはストレス管理とともに、筋力、バランス、柔軟性を高め、酸素利用効率を向上させます。
ウォーキングは最適なエクササイズです。最初は1日5〜10分、隔日で行い、徐々に20〜30分へと増やします。
固定式自転車やロードバイクは心肺機能と持久力を高めます。暑い環境は避け、必ずパートナーと一緒に乗りましょう。
水泳やアクアエクササイズは負荷が軽く、体力と筋力の向上に役立ちます。インストラクターに心臓の状態を伝え、必要に応じて休憩を取りましょう。
運動記録をつけると効果が実感しやすくなります。実施日、内容、時間、運動前後の体調を記録してください。
運動の効果
運動はストレスを軽減し、持久力・筋力・体力を徐々に向上させます。また、睡眠の質が改善され、活力や自信が高まります。うっ血性心不全患者では、息切れの頻度も減少することが報告されています。
