女性の心臓疾患とは
心臓疾患の種類
女性が罹りやすい主な心臓疾患は次のとおりです。
- うっ血性心不全(CHF):心臓が全身に十分な血液を送り出せなくなる状態です。リスク要因を減らすことで予防できることが多いです。
- 心臓弁膜症:弁が正常に開閉しなくなる病気で、遺伝やリウマチ熱、溶連菌感染が原因となります。
- 動脈硬化(アテローム性動脈硬化):脂肪・コレステロール・カルシウムからなるプラークが血管内壁に蓄積し、血流が狭くなることで起こります。
- 不整脈(心拍リズム異常):多くは軽度で問題ありませんが、致死的なものもあり、突然の心停止を引き起こすことがあります。薬物治療が有効なケースもあります。
心臓疾患の症状
女性は症状を見逃しがちです。以下のうちいくつかでも当てはまる場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
- 普段は問題なくできていた運動中に息切れが起きる
- 足や足首、脚のむくみ
- 胸や腕に重苦しい違和感がある
- 心拍が不規則になる
- 吐き気やめまいを感じる
- 顎、肩、首に痛みや圧迫感がある
- 冷や汗が止まらず、肌が青白くなる
- 運動開始時に不安感や脱力感が出る
心筋梗塞の疑いがある場合は、すぐに救急車を呼んでください。
リスク要因の低減方法
米国心臓協会(AHA)によれば、ほとんどのリスク要因は生活習慣の改善で管理できます。
- 喫煙は絶対にやめる
- コレステロール管理:55歳以降は女性の方が男性よりコレステロールが高くなる傾向があります。高脂肪・高コレステロール食は控えましょう。
- 血圧をコントロールする:肥満、家族歴、妊娠、特定の避妊薬、閉経などが高血圧リスクを高めます。
- 肥満・過体重を防ぐ:体重管理は心臓病予防の基本です。
- 定期的な運動:体重、血圧、血中コレステロールのコントロールに効果的です。低脂肪でバランスの取れた食事と組み合わせましょう。
