心臓疾患の種類と概要

はじめに

米国心臓協会(AHA)のデータによると、米国で8,000万人以上が何らかの心臓疾患を抱えており、心疾患は死亡原因のトップです。本稿では主な心臓疾患の種類と症状、治療法を解説します。

不整脈(アリズム)

不整脈は心拍が不規則になる状態です。心拍が速くなる「頻脈」や遅くなる「徐脈」も不整脈に含まれます。最も一般的なのは心房細動です。

不整脈は脳卒中、心不全、心筋梗塞のリスクを高めます。治療薬としてはアミオダロン、プロカインアミド、ベプリジル塩酸塩などがあり、心拍を安定させることで合併症を予防します。

主な症状は動悸、めまい、息切れ、倦怠感、脱力、失神、胸部不快感です。

先天性心疾患

先天性心疾患は出生時から心臓に構造的異常がある状態です。代表的な例は心室中隔欠損や弁膜不全です。

100万人以上が長期的に先天性心疾患を抱えており、主な治療は外科手術です。新生児期に手術が行われることが多く、手術が困難なケースでは薬物療法で心不全のリスクを減らします。原因は現在も不明です。

症状としてはチアノーゼ(皮膚が青くなる)、心雑音、足のむくみ、疲労感、息切れ、めまい、動悸があります。

心筋梗塞

心筋梗塞は冠動脈が閉塞し、心筋に酸素が届かなくなることで起こります。血流が遮断されると心筋が壊死し、重症例では致命的です。

主な原因は冠動脈硬化で、プラークが血管壁に蓄積します。治療にはアスピリン、抗凝固薬、βブロッカーなどが用いられます。

典型的な症状は胸部の圧迫感・痛み、息切れ、冷や汗、めまい、吐き気、上半身の不快感です。

心不全

心不全は心臓が十分な血液を全身に送り出せない状態です。血液が肺や肝臓、消化管に鬱血し、酸素・栄養が不足して臓器障害を引き起こします。

治療は手術もありますが、主にジゴキシン、βブロッカー、利尿薬などの薬物療法が行われます。

心不全は血流が遮断される心筋梗塞とは異なり、心筋の機能低下や硬直が原因です。高血圧や冠動脈疾患が主なリスクです。

症状は倦怠感、脱力、息切れ、咳、喘鳴、食欲不振、吐き気、体液貯留、胸痛、不整脈、むくみです。

注意喚起

メイヨークリニックによれば、上記の症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。放置すると致命的になる可能性があります。

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