冠動脈疾患のリスク要因と予防策

年齢・性別・家族歴

米国心臓協会は、年齢・性別・遺伝という3つの制御できない要因が冠動脈疾患(CAD)のリスクを高めると指摘しています。年を取るほどCADの発症率は上昇し、男性は女性よりも若い頃から心疾患になりやすく、閉経後の女性でもリスクは増大します。家族に心疾患の既往がある場合もリスクが高まります。

喫煙

タバコの喫煙は心臓病の主要な危険因子です。喫煙者は非喫煙者の2〜4倍の確率でCADを発症し、既に病気がある人では突然の心停止を引き起こすこともあります。受動喫煙にさらされる環境にいる人もリスクが上がります。

運動不足の生活

座りがちな生活は心疾患リスクを高めます。週5日、1日30分以上の有酸素運動(ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳など)を行うことでCADの発症率を低減できます。

高コレステロール

高コレステロールは血管内にプラークが蓄積し、動脈硬化を促進します。総コレステロールが200 mg/dL以下であればリスクは最も低く、200〜239 mg/dLは境界域、240 mg/dL以上は高コレステロールとされ、CADリスクは2倍以上に上昇します。喫煙や運動不足と併存するとさらに危険です。コレステロールは年齢・性別・遺伝・食事の影響を受けます。

高血圧

血圧は正常(120/85 mmHg以下)、前高血圧(120〜139/80〜89 mmHg)、高血圧(140/90 mmHg以上)の3段階に分類されます。高血圧は動脈壁を硬化・肥厚させ、血流を阻害し心臓への負荷を増大させます。喫煙や高コレステロールと併せて存在すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが飛躍的に高まります。

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