冠動脈疾患のケアプラン

冠動脈は心臓に酸素豊富な血液を供給します。国立心臓・肺・血液研究所によると、冠動脈疾患(冠状動脈性心疾患)は、冠動脈内にプラークが蓄積し、進行すると血管が閉塞して心筋梗塞を引き起こす状態です。プラークの蓄積は、個々に合ったケアプランを実践することで抑制・予防できます。主な対策は、心臓に優しい食事と適度な運動です。

摂取すべき食品

  • 食物繊維、抗酸化物質、不飽和脂肪が豊富な食品を中心にした「心臓に優しい食事」
    例:全粒穀物(オート麦、オートブラン、大麦、全粒小麦、ふすま、キヌアなど)、大豆製品(プラントステロール)、豆類(大豆、レンズ豆)、ナッツ・種子(アーモンド、亜麻仁、ピスタチオ)、オメガ3脂肪酸を含む魚(サーモン・寒冷水魚)、オリーブオイルやキャノーラ油などの健康油、そして新鮮な野菜・果物(冷凍でも可)。特に抗酸化成分が高いブロッコリー、ラズベリー、ブルーベリー、チェリー、カンタロープ、にんにくなど。

控える・制限すべき食品

  • 飽和脂肪酸とトランス脂肪酸の多い食品はできるだけ避ける。
    飽和脂肪が多い例:赤身肉(牛肉、豚肉、羊肉など)、揚げ物、全脂乳製品(アイスクリーム、牛乳、ヨーグルト、サワークリーム)、加工肉(ボローニャ、サラミ)
    トランス脂肪は市販のベーカリー製品(ケーキ、パイ、ペストリー)や、ショートニング・部分水素添加油が含まれるパン・クラッカー、エナジーバー、シリアル類に多く含まれる。

身体活動

  • 1日30分程度の中強度運動が心血管疾患リスク低減に効果的(米国心臓協会・バージニアメイソン医療センター)。10分ずつに分けても構いません。ウォーキングは費用がかからず、適切な靴さえあればどこでもできる理想的な運動です。日常的に身体活動量を増やすことがケアプランの重要要素です。

知っておくべきリスク要因

  • 血中コレステロール値の管理:LDL(悪玉)を下げ、HDL(善玉)を上げる。
    禁煙、体重管理、血圧コントロールも必須です。高血圧は動脈や心臓を損傷し、心不全リスクを高めます。

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