逆流性食道炎と背中の痛み

原因

食道と胃をつなぐ弁(下部食道括約筋)が完全に閉じないと、胃酸が食道へ逆流し、胸や胃だけでなく背中の上部や中部にも放散痛が生じます。

避けるべき食べ物・飲み物

肥満や以下の食品は酸逆流を悪化させます。チョコレート、カフェイン、ニコチン、アルコールは括約筋を緩めるため、摂取を控えてください。炭酸飲料、玉ねぎ、にんにく、脂肪分や辛味の強い食品、柑橘類、麦、乳製品、トマトも一般的なトリガーです。

医療受診のポイント

背中の痛みが逆流性食道炎によるものかどうかは、心筋梗塞や胆石、肝疾患、過敏性腸症候群、膵炎などと似た症状を示すため、必ず医師の診断を受けましょう。痛みが現れる時間帯や状況を記録した日誌を持参すると診断がスムーズです。

検査

診察後、胃酸度の測定やバリウム造影、心電図、内視鏡検査などが行われることがあります。必要に応じて軽度の鎮静下で実施されます。

治療法

医師は市販薬や処方薬で胃酸の分泌を抑える薬を提案します。生活習慣の改善も重要です。

  • 問題となる食品を除去し、食事日誌でトリガーを特定する。
  • 過体重の場合は減量プログラムを開始し、散歩など軽い運動を取り入れる。
  • 少量ずつ、ゆっくりと噛んで食べる。
  • 食後すぐに横になるのは避け、就寝前3時間以内の食事は控える。
  • 寝るときは上体を少し高くする傾斜枕を使用する。
  • 水に重曹を少量混ぜて飲むと、胃酸を中和し症状が和らぐことがあります。

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