胃食道逆流症(GERD)の手術治療
胃食道逆流症(GERD)は、胃の食べ物や酸が食道を逆流し、喉や口まで届く状態です。胸やけを引き起こし、月に数回から毎日起こることがあります。市販薬や処方薬での治療に加え、外科的手術で根本的に改善することも可能です。
対象となる患者
薬物療法や生活習慣の改善で症状がコントロールできない場合に、外科手術(噴門形成術、ファンドオピラクトミー)が検討されます。
手術の概要
ファンドオピラクトミーは、胃の上部を食道の周りに巻きつけ、横隔膜に固定する手術です。通常は5つの小さな切開(ラパロスコピー)で行われます。
期待できる効果
胃と食道の間に強固なバリアができ、逆流が起きにくくなります。手術後は胸やけや逆流症状が大幅に減少することが期待されます。
術後のケア
手術後1〜2日で退院でき、柔らかい食事を中心とした食事制限が指示されます。また、少なくとも2週間は激しい運動や重い物の持ち上げは避ける必要があります。
合併症とリスク
手術に伴う合併症は全体の2〜4%程度で、致死率は約0.2%(500人に1人)です。主な合併症には出血、感染、嚥下障害などがあります。
