熱中症(熱ストローク)の応急処置と治療法
屋内に移す
皮膚が赤く乾燥している、意識が混濁している、頭痛・吐き気などの症状が見られたら、すぐに涼しい屋内へ移動させます。冷たい水で濡らしたタオルを額に当て、首や額に交互にかけ続けます。周囲に人がいる場合は、すぐに119へ連絡して救急車を呼びます。
可能であれば、冷たい水やスポーツドリンクを少量飲ませます。アルコールは脱水を悪化させるため絶対に与えないでください。横にならせ、足を少し高く上げます。
服を脱がす
衣服をできるだけ取り除き、皮膚が直接空気に触れるようにします。扇風機を回して風を当てると、蒸発による冷却効果が高まります。濡れたタオルやシーツを体に掛け、汗をかくように見せると体温低下が促進されます。
冷たい布で拭く
冷水で湿らせた布やタオルで額や首、腋の下をこまめに拭き、蒸発冷却を続けます。扇風機の風を当てながら行うと効果的です。
氷嚢の使用
氷嚢や冷却パックを股関節部、腋の下、首の付け根に当てます。ただし、体温が急激に下がりすぎないよう、10分ごとに体温を確認し、寒気や震えが出たら冷却を止めます。震えると体は再び熱を産生し、体温が上がります。
熱中症は命に関わる緊急事態です。上記の応急処置を行った後は、必ず医療機関での診察を受けてください。
