C型肝炎のスクリーニング方法
肝炎はウイルスが原因で起こる肝臓の炎症性疾患で、A~G型があります。中でもC型は最も深刻とされ、肝機能低下を招きます。C型肝炎の検査は一般的な健康診断には含まれず、リスクの高い人に限定して実施されます。以下に、医師が必要とする情報に応じた検査手順をまとめました。
スクリーニング手順
-
リスクの高い対象者を特定する。対象は、感染した血液や組織に曝露した人、過去・現在の薬物使用者、慢性C型肝炎患者の子ども、肝酵素値が異常な人などです。
-
酵素免疫測定法(ELISA)を実施する。C型肝炎ウイルスに対する抗体を検出しますが、感染直後は陰性になることがあり、陽性が出るまで最大で6か月かかることがあります。
-
ELISAが陽性の場合、再組換え免疫ブロット法(RIBA)で確認する。ELISAは一次スクリーニングにすぎないため、RIBAで陽性・陰性・不確定のいずれかを判定します。
-
最近感染した可能性がある患者にはRNA検査(PCR)を行う。曝露から約3週間でウイルスRNAを検出でき、治療効果のモニタリングにも有用です。
-
ELISA、RIBA、RNA検査の結果を総合して診断する。3つすべてが陽性なら現在進行中の感染、ELISAと他のいずれかが陽性なら過去または現在の感染と判断します。
