補償期肝硬変とは何か
補償期肝硬変は、肝臓に瘢痕や損傷があるものの、肝機能がまだ正常に保たれている慢性肝疾患の段階です。肝臓は新しい肝細胞を再生したり、残存する健康な肝細胞の機能を高めることで、損傷に対処します。
症状
補償期肝硬変の患者は症状がほとんどないことが多く、現れる場合でも軽度です。主な症状は以下の通りです。
・倦怠感
・吐き気
・嘔吐
・食欲不振
・体重減少
・腹部不快感
治療
補償期肝硬変に根本的な治癒法はありませんが、病勢の進行を遅らせ合併症を防ぐ治療が行われます。主な治療法は次のとおりです。
・生活習慣の改善(体重管理、バランスの取れた食事、アルコール・タバコの回避)
・薬物療法(症状緩和や合併症予防)
・肝移植(重症例)
予後
補償期肝硬変の予後は概ね良好です。適切な治療を受ければ、ほぼ通常の寿命を全うできます。ただし、病気が進行すると肝不全、門脈圧亢進、肝細胞癌などの合併症リスクが高まります。
