肝炎はどのように感染するのか?
肝炎はウイルスの種類によって感染経路が異なります。ここでは主な5種類の肝炎について、感染しやすい状況や予防ポイントをまとめました。
1. A型肝炎(HAV)
主に汚染された食物や水の摂取によって感染します。
感染者と食事や飲み物、食器を共有することでも感染リスクがあります。
血液を介した感染はほとんど起こりません。
2. B型肝炎(HBV)
感染した血液や体液(精液、膣分泌液、母乳など)との接触で感染します。
無防備な性行為、注射器や薬物使用具の共有、事故による刺傷、出産時の母子感染が主な経路です。
輸血や臓器移植でも感染する可能性がありますが、血液・臓器の検査が徹底されているためリスクは低くなっています。
3. C型肝炎(HCV)
感染血液との接触が主な感染経路です。
注射器や薬物使用具の共有、事故による刺傷、出産時の母子感染がリスクとなります。
血液検査の精度向上により、無防備な性行為や輸血による感染は稀です。
4. D型肝炎(HDV)
HDVはHBVがないと増殖できない衛星ウイルスです。
感染はHBV感染が前提となり、HBVと同様に血液や体液を介して広がります。
5. E型肝炎(HEV)
汚染された食物や水の摂取が主な感染経路です。
衛生環境が不十分な地域でアウトブレイクが起こりやすく、血液感染はほとんど報告されていません。
