帯状疱疹と水痘(水ぼうそう)の関係とは
水痘(水ぼうそう)と帯状疱疹は、同じウイルスが原因で発症する皮膚疾患です。ここでは、両者の関係や特徴、症状、治療法について解説します。
原因と概要
水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は、初感染時に水痘を引き起こし、感染後は体内の神経細胞に潜伏します。免疫力が低下したときに再活性化し、帯状疱疹として現れます。VZVはヘルペスウイルス科に属し、口唇ヘルペスや性器ヘルペスを引き起こすウイルスと同じ亜科に分類されます。
特徴
水痘の症状が治まった後も、VZVは神経細胞に潜伏し続け、完全に排除されません。そのため、後年に免疫力が低下すると再活性化し、帯状疱疹を発症します。
主な症状
水痘も帯状疱疹も発疹と不快感を伴います。水痘の発疹は全身に散在し、かゆみが主ですが、時に痛みを伴うこともあります。一方、帯状疱疹の発疹は体の片側に帯状に現れ、強い疼痛を伴うことが特徴です。
治療法
帯状疱疹の治療には、アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬が主に用いられます。メイヨークリニックによれば、アシクロビルは水痘の治療にも使用されることがあり、バラシクロビルとファムシクロビルは成人の水痘治療にも適応されています。
その他の関連疾患
水痘帯状疱疹ウイルスは、水痘や帯状疱疹のほか、ラムゼイ・ハント症候群(顔面神経麻痺を伴う帯状疱疹様症状)も引き起こすことがあります。
