クナ族のココアと心血管健康に関する研究
フラバノール
カカオ植物にはフラバノールと呼ばれるフラボノイドが含まれ、心血管系を保護すると考えられています。ココア中の主なフラバノールはエピカテキンで、抗酸化作用があります。カリフォルニア大学の研究者は、血流への影響を示す研究を『Journal of Hypertension』や『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載し、特にパナマ沿岸のサンブラス島に住むクナ族の事例を報告しています。
クナ族
研究者は島に住むクナ族と、パナマシティに移住したクナ族移民の健康を比較しました。島民は1日5杯のココアを飲み、移民は週に4杯未満でした。さらに、島民は新鮮なカカオ豆を日光で乾燥させ、粉砕して飲料や食事に使用するのに対し、移民はフラバノールがほとんど残っていない市販のココアを飲んでいました。その結果、島民の血圧は移民より有意に低いことが分かりました。
フラバノール含有量
研究では、クナ族が使用するカカオ製品と市販製品のフラバノール含有量を比較しました。生のカカオ豆は100gあたり約4,000mg、クナ族のココア飲料は同量あたり約2,000mgのフラバノールを含んでいました。市販のCocoaProパウダー(Mars社)が最も近い数値(5,000mg/100g)を示しますが、一般的な市販ココアはクナ族のココアやCocoaProの5%程度しか含んでいません。
製品と摂取方法
Mars社のブランド「CocoaVia」は高フラバノールかつ低カロリーを謳っています。もう一つの選択肢は、低温で乾燥させた有機生カカオ豆を購入することです。熱処理はフラバノールを破壊します。生カカオは苦味が強く、粉砕してスムージーやホットドリンクに使用するか、ナッツ感覚で「ニブス」としてそのまま食べることもできます。
