高血圧の原因:高齢

55歳の女性は生涯で高血圧になる確率が90%とされています。米国国立心臓・肺・血液研究所のデータによると、60歳以上のアメリカ人の半数以上が高血圧です。年齢は心臓や血管に影響を与えますが、血圧への影響を軽減できる方法があります。

高血圧(血圧が高い状態)

血圧は心臓がどれだけの力で血液を送り出しているか、血管がどれだけ伸縮できるかを示す指標です。血圧は収縮期血圧(心拍時)と拡張期血圧(安静時)で測定され、理想的な数値は収縮期120 mmHg以下、拡張期80 mmHg以下です。収縮期血圧が140 mmHg以上になると高血圧と診断されます。

加齢と血圧

年を取るにつれて体重が増え、運動量が減少しがちです。また、血管の弾力性が低下し、1回の心拍ごとに血管が伸びにくくなります。ニューメキシコ大学の運動科学者レナ・クラビッツ博士によると、この弾力性の低下だけで血圧が10〜40 mmHg上昇する可能性があります。しかし、生活習慣の改善で多くの要因はコントロール可能です。

リスク要因

年齢に関わらず、過体重・運動不足・喫煙・ストレス・過度の飲酒・塩分過多・カリウムが豊富な果物や野菜の不足は高血圧のリスクを高めます。

合併症

高血圧は他の疾患を悪化させます。心不全、腎不全、心筋梗塞、動脈瘤や眼底出血などのリスクが増加し、最悪の場合は失明につながります。

予後と対策

中年期や高齢期に高血圧になるのは避けられないわけではありません。以下の対策で予防・遅延が可能です。

  • バランスの取れた食事で適正体重を維持する
  • 定期的な有酸素運動を行う
  • 禁煙し、飲酒は適量に抑える
  • 定期的に血圧を測定し、医師のフォローを受ける

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