危険性が高い高血圧薬

高血圧は心筋梗塞や脳卒中など命に関わる合併症を引き起こす重大な疾患です。多くの降圧薬が安全に使用されていますが、患者の状態によっては重大な副作用が生じることがあります。以下では、特に注意が必要な薬剤と、そのリスクについて解説します。

クロニジン

  • クロニジンは血圧を下げる作用を持つ処方薬で、アルコール離脱症状の緩和にも使われることがあります(FDAは未承認)。服用を急に中止すると血圧が急上昇する「反跳高血圧」になるため、医師の指示のもと徐々に減量する必要があります。

利尿薬

  • 利尿薬は体内のナトリウムと余分な水分を排出し、血圧を下げます。糖尿病患者では血糖値が上昇しやすく、またカリウムが過剰に失われて低カリウム血症を引き起こすことがあります。低カリウム血症は疲労、筋痙攣、不整脈を招くため、カリウム補給や食事調整が必要です。

βブロッカー

  • βブロッカーは心拍数を抑えて血圧を下げ、心房細動や狭心症の治療にも用いられます。副作用として不眠、抑うつ、喘息様症状があり、糖尿病患者では低血糖時の心拍数増加が隠れるため、血糖管理が重要です。

プラゾシン

  • プラゾシンはα遮断薬で血管を拡張し血圧を低下させますが、腎臓や肝臓に疾患がある人には使用が推奨されません。めまいや倦怠感が起こりやすく、服用中は車の運転や重機の操作を控えるべきです。また、急に中止すると血圧の反跳が起こることがあります。

治療をしない選択

  • どの処方薬にも副作用リスクは伴いますが、治療を全く行わないことは最も危険です。米国では心血管疾患が8000万人以上に影響し、2005年の死亡原因の約1/2を占めました。適切な薬物治療と生活習慣の改善が重要です。

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