血圧を下げるためのナイアシン活用法
ナイアシン(ビタミンB3)は、8種類の水溶性ビタミンB群のひとつで、炭水化物をエネルギー源となる糖に変換する働きを持ちます。血中のLDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる効果が知られており、血圧関連サイト
明確な証拠はない
臨床試験では、高血圧患者に対してナイアシン投与が血圧を有意に下げる結果が報告されています(PubMed Central)。しかし、正常血圧の人への効果は確認されていません。このため、ナイアシンが血圧を下げるかどうかの結論は一貫していません。冠状動脈薬プロジェクトの大規模ランダム化試験では、ナイアシンまたはナイアシン併用療法が血圧に対して有意な効果を示さない、あるいはプラセボと比較して僅かな低下にとどまるという結果が出ています。
特定の研究が必要
ナイアシンは長年にわたり高コレステロール血症の治療に用いられてきましたが、高血圧に対する効果を直接検証した臨床試験は十分に行われていません。米国国立衛生研究所(NIH)は、現在進行中の研究の解析や、血圧に焦点を当てた新たな臨床試験が実施されれば、ナイアシンの有用性が明らかになると期待しています。
注意点
ナイアシンをα遮断薬などの降圧薬と併用すると、ビタミン特有の副作用が増加する可能性があります(blood-pressure-updates.com)。主な副作用として、吐き気、消化不良、膨満感、嘔吐、下痢、潰瘍の悪化などが報告されています。コレステロール低下を目的にナイアシンを使用する際は、必ず医師に相談し、適切な治療計画を立ててください。
