妊娠高血圧(妊娠誘発性高血圧)のガイドライン
発症時期
妊娠誘発性高血圧は、妊娠20週以降に発症することが多く、血圧が140/90 mmHg を超えると高血圧と診断されます。
妊娠合併症
この状態は、早産、胎盤早期剥離、胎児発育不全(IUGR)などのリスクを高めます。
軽度の場合の治療
軽度の妊娠高血圧は、入院せずに自宅で安静を保ちつつ血圧を定期的に測定します。妊娠37週に達した場合は、陣痛誘発が検討されます。
重度の場合の治療
血圧が160/110 mmHg を超える場合は、降圧薬の投与と入院による集中管理が必要です。34週以降であれば即座に陣痛誘発が行われ、34週未満の場合は早産に備えてステロイド注射で胎児の肺成熟を促します。
警戒すべきサイン
胎盤早期剥離の兆候として、子宮の痛みや陰部出血があります。また、妊娠高血圧に伴う子癇(先兆子癇)の警戒サインは、むくみ、頭痛、急激な体重増加、視覚障害、吐き気、腹痛などです。これらの症状が出たら速やかに医療機関を受診してください。
子癇(先兆子癇)
尿中にタンパクが検出され、妊娠高血圧と併発した場合は子癇と診断されます。重度の子癇では、早産が最も効果的な治療法とされます。統計では、妊娠高血圧の約25%が子癇へ進行すると報告されています。
