コルチゾール過剰のサインと対策

ホルモンは体内のさまざまな機能を調節し、成長・発達・生殖に関与する物質です。その中でもコルチゾールは副腎から分泌され、血糖値や血圧、筋力、炎症、免疫系のバランスを保ちます。また、体内のカリウム、タンパク質、炭水化物、脂肪の利用を調整し、塩分と水分のバランスも管理します。

病気やストレスがかかるとコルチゾールが大量に放出され、身体的・精神的・感情的に様々な影響を及ぼします。以下に、コルチゾール過剰が示す主なサインをまとめました。

身体的サイン

  • 腹部を中心とした体重増加(特に腹部肥満)が起こり、減らしにくくなる。
  • 上背部に脂肪パッドができることがある。
  • 免疫力低下により感染症にかかりやすくなる。
  • 皮膚が薄くなり、あざができやすくなる。
  • 皮膚のたるみや老化が進み、顔が丸く見えることがある。
  • 骨からカルシウムが血中に放出され、骨密度が低下し、骨粗鬆症のリスクが高まる。
  • 渇きが増し、頻尿になる。
  • 高血圧や高血糖を引き起こすことがある。
  • 妊娠線、筋力低下、倦怠感、色素沈着、過剰な瘢痕組織、慢性カンジダ症、むくみなども見られる。

精神的サイン

  • コルチゾールが血流を筋肉へ優先させ、脳へのエネルギー供給が減少するため、情報処理や記憶形成が障害される。
  • 言葉・名前・数字を思い出すのが困難になる。
  • 思考が鈍くなり、意思決定がしにくくなる。
  • トラウマ体験の記憶が呼び起こしにくくなる。
  • スタンフォード大学のロバート・サポルスキー博士の研究によれば、コルチゾールへの長期曝露はコルチゾール産生に関わる脳領域の老化を加速させ、記憶力や認知機能にダメージを与える。

感情的サイン

  • 脳内のニューロン活動が変化し、睡眠障害や耐性低下、抑うつ、怒りの爆発が起こりやすくなる。
  • 不安、偏執、パニック発作、社交不安、分離不安などの症状が現れることがある。
  • 気分が不安定になり、イライラしやすくなる。

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