女性のためのホルモンバランス調整療法

ホルモンバランスの乱れに悩む女性へ、長年にわたりホルモン補充療法が行われてきました。主な症状には、ホットフラッシュ、体重変動、疲労、性欲低下などがあります。これらの症状が見られる場合は、医師に相談し、ホルモンバランス療法が適切かどうか検討しましょう。

治療が必要な状態

  • 閉経に伴うエストロゲン低下は、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、治療が必要になることがあります。

  • WomenToWomen.comによると、閉経は甲状腺機能にも影響し、甲状腺ホルモン(チロキシン)の分泌が低下することがあります。閉経女性の約20%がこの問題を抱えていると推定されています。

  • 閉経とは無関係に甲状腺機能障害がある場合も、ホルモンバランスの乱れを招き、治療が求められます。

治療法

  • Hormone.orgによれば、エストロゲン投与は症状緩和が早く、ホットフラッシュや膣の乾燥感の改善に有効です。また、骨密度の低下を防ぐ効果も期待できます。

  • 食事や栄養管理だけでホルモンバランスが改善するケースもあります。

注意点

  • エストロゲン単独での投与は子宮がある女性に子宮がんリスクを高める可能性があります。このリスクは、プロゲスチン(黄体ホルモンの一種)と併用することで低減され、これを「ホルモン療法」と呼びます。子宮がない女性はエストロゲン単独(エストロゲン療法)でも問題ありません。

  • 乳がんの家族歴がある方や乳がんサバイバー、肝臓疾患、血栓症、心疾患の既往がある女性は、エストロゲンやホルモン療法を避けるべきです。

  • 1980~1990年代はホルモン補充療法が一般的でしたが、2002年にメイヨークリニックが心血管リスク増加を指摘し、以降は個々のリスクを考慮した上で治療が推奨されています。医師と十分に相談し、利益とリスクを比較検討してください。

  • Women's Health Initiativeの報告では、ホルモン療法による脳卒中や血栓のリスクは若干上昇しますが、全体的な使用を止めるほどの有意差は見られません。

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