甲状腺の健康に副腎サポートは必要か?

副腎は「ストレスホルモン」の産生に関わる重要な内分泌腺で、甲状腺機能に大きな影響を与えます。副腎が機能低下すると、甲状腺の働きが低下しやすくなるため、両者のバランスを保つことが健康維持に不可欠です。

特定

  • 機能医学の専門家は、副腎機能と甲状腺は直接つながっていると考えます。視床下部‑下垂体‑副腎‑甲状腺‑性腺軸のいずれかが乱れると、他の臓器にも影響が及びます。副腎疲労(コルチゾールやDHEAなどのホルモン産生低下)が起こると、甲状腺機能低下症へと進行しやすくなります。

考慮点

  • 副腎の状態を把握するには唾液中コルチゾール測定が有効です。コルチゾールが過剰か不足かを知らなければ、適切な治療は困難です。

原因

  • 長期間または短期間の過度なストレス、薬剤の使用、偏った食生活や生活習慣はコルチゾール分泌異常を引き起こします。初期はコルチゾールが過剰に分泌されますが、やがて減少し、最終的に副腎が枯渇します。

予防・対策

  • 副腎機能の段階に応じた治療が必要です。血糖コントロール、アダプトゲンの使用、ストレスマネジメント、DHEAとコルチゾールのバランス調整、食事や環境中のアレルゲン除去、炎症抑制、細胞エネルギー産生の向上、カイロプラクティック、ビタミン・ミネラル(ビタミンC、B群、葉酸、カリウム、亜鉛、鉄、銅)や副腎エキスの摂取が推奨されます。

誤解

  • 従来の医師は副腎疲労を診断基準にしないことが多く、血清コルチゾール測定のみを有効とみなします。この方法はアジソン病(コルチゾール欠乏)やクッシング症候群(過剰)を検出しますが、研究では副腎疲労や中程度の長期コルチゾール上昇がはるかに一般的であることが示されています。

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