エストロゲン優位と閉経症状のメカニズム

エストロゲンとは

エストロゲンはエストラジオール、エストロン、エストリオールの3つのホルモンから構成され、強力な抗炎症作用を持ちます。女性の健康維持や妊娠・出産、骨の成長、コレステロール代謝、記憶機能など、さまざまな生理的プロセスに関与しています。


エストロゲン優位(エストロゲン・ドミナンス)とは

閉経過程ではエストロゲンの絶対量は徐々に減少しますが、最終月経後まで大きく低下しません。その間、エストロゲンに対するプロゲステロンの比率が低下し、相対的にエストロゲンが優位になる状態が「エストロゲン優位」です。35歳頃から始まり、10〜15年続くことがあります。


エストロゲン優位の主な症状

  • 不安感、乳房の圧痛、周期的な頭痛や偏頭痛
  • 不規則な出血、むくみ、体重増加

健康への影響

  • 不妊、子宮がん、月経不順・過多出血
  • 認知機能低下、脳卒中、心血管疾患のリスク上昇
  • ストレスがコルチゾールを増加させ、ホルモン調整回路(脳‑下垂体‑卵巣)を乱し、月経停止を招くことがあります

予防策と生活習慣

  • 環境中のキシノエストロゲン(農薬やプラスチック)への曝露を減らす:野菜はしっかり洗浄・皮むきし、プラスチック容器での加熱やペットボトルの再利用は避ける

食事と栄養のポイント

  • 大豆やヤムイモなどに含まれるフィトエストロゲンを適量摂取
  • 可能な限り低脂肪・有機の肉・乳製品を選ぶ
  • 高品質なマルチビタミン・ミネラルサプリメントを日々取り入れる

エストロゲンレベルの検査方法

血液検査でエストロゲン(エストロン・エストラジオール)濃度を測定します。特に、夜間の発汗、不眠、ホットフラッシュ、無月経などの症状がある場合は、医師に検査を依頼しましょう。

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