閉経期の自然ホルモン補充療法
症状の原因
閉経前にも症状が現れることがあります。エストロゲンの徐々の減少が主な原因です。30代後半から40代にかけて、卵巣のエストロゲン産生が低下し、妊娠能力も減少します。この時期は月経周期が不規則になり、出血量が多くなる人や、逆に少量で周期が長くなる人がいます。
子宮や卵巣を摘出する子宮全摘術は、即座に閉経を引き起こします。また、がん治療によっても閉経が始まります。さらに、30代で閉経が訪れる「一次性卵巣不全」もあります。
ホルモン補充療法(HRT)
ホルモン補充療法は、閉経症状を緩和する有効な治療法です。医師は症状を抑えるために、可能な限り低用量のエストロゲンを処方します。ほてりや気分の変動、睡眠障害などが軽減されます。
抗うつ薬もほてりの軽減に効果があります。まだ閉経していなくても症状が出ている場合は、ハーブや自然由来のホルモン補充について医師と相談してください。
自然由来ホルモン補充
合成ホルモンの安全性への懸念やがんリスクとの関連から、自然由来のホルモンが注目されています。ヤマイモや大豆などの植物から抽出されたエストロゲン様成分が使用されます。
閉経期のエストロゲン低下は心血管疾患、骨粗鬆症、高コレステロール、がんリスクの増大につながります。植物由来ホルモンは人体のエストロゲンと構造が同一であり、合成ホルモンや動物由来ホルモンとは化学構造が異なります。
自然ホルモンはパッチ、ジェル、クリーム、経口カプセル、注射、坐剤など様々な形で処方されます。いずれも医師の処方が必要です。使用前に必ず医師と相談し、合成ホルモンに比べてリスクが低いと考えられる自然ホルモンで症状緩和を目指しましょう。
