男性のテストステロンを低下させる薬剤
なぜテストステロンを下げるのか
アメリカがん協会によれば、テストステロンは前立腺がんの増殖を促す可能性があります。テストステロンを低下させることで、がんのサイズ縮小や増殖速度の抑制が期待できる患者もいます。
LHRH アナログ
黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)アナログは、注射やパッチで投与され、精巣でのテストステロン産生を抑制します。投与開始直後は一時的にテストステロンが上昇しますが、その後急激に低下します。
GnRH 拮抗薬
GnRH 拮抗薬(例:デガレリックス)は、血中テストステロン濃度を下げる働きがあります。投与は皮下注射で行われます。
副作用
- 性欲減退
- 血圧上昇
- めまい、吐き気
- 便秘
- 排尿時の痛み
- 頻脈
これらの症状が続く場合は、必ず医師に相談してください。
エストロゲンと抗アンドロゲン
かつてはエストロゲン(女性ホルモン)を用いてテストステロンを抑える治療が行われていましたが、副作用が多いため現在はほとんど使用されません。抗アンドロゲンは体内でのアンドロゲン作用を阻害します。
使用上の注意
薬剤ごとに副作用や効果の差があります。治療を開始する前に医師と十分に相談し、各治療法のメリット・デメリットを理解しておくことが重要です。
