天然プロゲステロンと合成プロゲステロンの比較

重要性

更年期になるとプロゲステロンの分泌が変化し、体調にさまざまな影響を及ぼします。プロゲステロンが不足すると体重増加、不安、睡眠障害、頭痛などが現れ、過剰になると抑うつ、倦怠感、性欲低下、膣の乾燥といった症状が出ます。

歴史

1970年代に開発された最初の医療用ホルモンは、合成プロゲステロンであるプロゲスチンです。合成プロゲスチンは天然のプロゲステロンと同じ働きをしないことがあり、乳がんリスクを高める可能性が指摘されています。

可能性

1998年に経口用のバイオ同一プロゲステロンが登場し、現在では外用クリームも利用できます。「バイオ同一」とは体内で自然に産生されるホルモンと構造が同一であることを意味します。長期的な比較研究はまだ不足していますが、多くの医師は合成プロゲスチンよりも安全性が高いと考えています。

注意点

バイオ同一プロゲステロンを使用する場合、消化管を通さない外用クリームが推奨されます。ただし、野生ヤムやミネラルオイル、動物性成分が含まれる製品はエストロゲン過剰を招く恐れがあるため、成分表示を確認してください。

専門家の見解

米国国立衛生研究所(NIH)は、バイオ同一ホルモン療法が合成療法より安全性が高い可能性があるとしています。NIHは現在、2年間の臨床試験を実施中で、結果は2020年に公表予定です。ホルモン療法を検討する際は、必ず医師の管理下で行ってください。

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