アンドロゲン(男性ホルモン)の副作用とリスク

米国国立薬物乱用研究所(NIDA)によると、アンドロゲンは体内に自然に存在し、男性に多く含まれます。ステロイドの作用にも関与しています。

アンドロゲン系ステロイドは筋肉組織に注射されることが多い。

アンドロゲンとは

副作用を理解するには、まずアンドロゲンが何かを知る必要があります。「アンドロゲン」は、アナボリック・アンドロゲン性ホルモン(ステロイド)のうち、男性的な作用を示す部分を指します。人体では男性の精巣や女性の卵巣でテストステロンとして自然に生成され、医療用サプリメントや違法薬物としても流通しています。

「アナボリック」は主に筋肉や骨の増強を意味し、「アンドロゲン」は体毛、男性型脱毛、声変化など男性的特徴を指します。これらは男性に強く現れ、女性がホルモン療法で使用した場合にも同様の変化が見られます。

主な副作用

アンドロゲンは体内での役割に伴う副作用と、過剰使用時に顕著になる副作用があります。

  • 体毛の増加
  • 精巣の縮小
  • 性欲の増加
  • 男性の乳房肥大(女性化乳房)
  • 不妊症
  • 顔面や背中にできる重度のにきび

精神的な副作用

米国エネルギー省の報告によれば、アンドロゲンは精神面でも影響を及ぼすことがあります。最も頻繁に報告されるのは「攻撃性」の増大で、これが「ロイド・レイジ」と呼ばれる暴力的行動につながるケースがあります。

その他の精神的副作用としては、気分の変動、躁状態、偏執、極端な苛立ち、嫉妬、妄想などが挙げられます。

医療上の利点

副作用が多いものの、アンドロゲンは医療分野で有用です。特にテストステロン補充療法は、アンドロゲン欠乏症の治療に用いられます。

HIV、AIDS、がん患者などは、食欲増進や除脂肪筋肉量の維持に効果が期待でき、思春期遅延やステロイドホルモン欠乏症の治療にも利用されます(NIDA)。

使用上の注意点

アンドロゲンは強力なホルモンであるため、同等に強い副作用があります。医師の監督下でのみ使用すべきで、自己判断での使用は心臓疾患や前立腺がんのリスクを高める恐れがあります。

米国では医師の処方なしにアナボリック・アンドロゲン系ステロイドを所持することは違法です。使用の可否は必ず専門医に相談してください。

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