閉経前期とは
閉経前期は、女性が排卵や月経を止める閉経に至るまでの過渡期です。ホルモンバランスの変化に伴い、様々な症状が現れます。その中でも血管運動症状(血管を調節する筋肉や神経に関わる症状)が代表的です。
主な症状
- ホットフラッシュ(熱感の急上昇):首や顔、胸部に突然の熱感が走り、顔が赤くなります。心拍数の上昇を伴うこともあります。
- 夜間の発汗(ナイトスウェット):睡眠中に起こるホットフラッシュで、寝汗として現れます。
- 寒気・悪寒:ホットフラッシュの後に冷たさや湿っぽさを感じ、震えることがあります。
- その他の症状:睡眠障害、記憶力低下、イライラ感、筋関節痛、場合によってはうつ症状も報告されています。
症状の頻度と経過
ホットフラッシュは週に1〜2回程度の人もいれば、1日に10回以上経験する人もいます。多くの場合、時間が経つにつれて回数は減少し、症状は6か月から2年程度で自然に収まります。ただし、60歳代の女性の約29%は更年期後も症状が続くと報告されています。
参考情報
米国国立衛生研究所(NIH)やFDAの研究によれば、ほぼすべての女性(男性でも稀に)が一度はホットフラッシュを経験するとされています。
