閉経期における副腎皮質機能低下とは

閉経期とは

閉経は女性の人生で自然に起こる生理的変化で、卵巣から分泌されるエストロゲンが減少します。その結果、ホットフラッシュや気分の変動、睡眠障害、時には不安感などの不快な症状が現れることがあります。

副腎皮質(コルテックス)とは

副腎は左右に1つずつ、腎臓の上に位置する内分泌腺です。副腎は「髄質」と「皮質」の二層構造になっており、髄質はノルエピネフリンやエピネフリンを、皮質はコルチゾール、アルドステロン、アンドロゲン、エストロゲンなどを産生します。閉経期の女性にとって、エストロゲンの供給源として重要なのはこの副腎皮質です。

ホルモン産生への影響

閉経前は卵巣がエストロゲンの大部分を供給しますが、閉経が近づくと卵巣のエストロゲン産生は急激に減少します。そのため、閉経後は副腎皮質から分泌されるエストロゲンに依存する割合が高くなります。副腎皮質の機能が低下すると、エストロゲンが不足し、既存の閉経症状がさらに悪化します。

副腎皮質機能低下と閉経症状の関係

エストロゲンや他のホルモンが不足すると、ホットフラッシュ、ムードスイング、うつ、夜間の発汗、寒気、動悸などが強くなります。また、睡眠障害や不安感、過敏反応も増えることがあります。

機能低下の原因

  • 慢性的なストレスや感染症、睡眠不足、外傷などによる副腎疲労
  • アジソン病などの副腎機能低下疾患
  • 癌、結核、真菌感染による副腎の破壊や萎縮

主な症状

  • 慢性的な疲労感
  • 吐き気・嘔吐
  • 不安感・めまい
  • うつ状態
  • 体重減少、食欲低下

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