エストロゲン補充療法(ERT)の副作用と注意点
エストロゲン補充療法(ERT)は、更年期前後の女性が体内のエストロゲン減少を補うために用いられます。ホルモン補充療法(HRT)とも呼ばれ、エストロゲンは通常、プロゲステロンと併用して更年期症状の緩和を目指します。効果は期待できるものの、副作用への懸念から治療を受けない女性も少なくありません。
血栓のリスク
- ERTを使用中は血栓ができやすくなる可能性があります。特に経口避妊薬を併用している方や喫煙者は注意が必要です。
心血管疾患
- 60歳以上の女性がERTやHRTを使用すると、心臓病や血管障害のリスクが上昇すると報告されています。米国国立衛生研究所(NIH)によれば、60歳未満の女性にとっては比較的安全とされています。
がんリスク
- 長期間にわたるERTの使用は、乳がんのリスク増加と関連しています。そのため、治療期間は5年未満に抑えることが推奨されています。
身体的な副作用
- 使用初期に、腹部膨満感、点状出血、頭痛、乳房の圧痛などの症状が現れることがあります。
胆石のリスク
- エストロゲン補充薬は胆嚢疾患の発症率を高め、胆石ができやすくなることがあります。
