プロゲステロン不足の症状と対策

体はコレステロールからプロゲステロン、エストロゲン、テストステロンといったホルモンを合成します。プロゲステロンは子宮を月経サイクルに備えさせ、妊娠を維持する重要なホルモンです。女性は30代になるとプロゲステロンの分泌が徐々に減少し、更年期に至るとその量は半分以下になることがあります。このホルモン低下はさまざまな体調不良を引き起こします。

月経不順

通常、月経は24〜29日周期で起こりますが、個人差があり23〜35日でも正常です。閉経前の過渡期(閉経前期)になると、周期が不規則になり、出血量が減少することがあります。プロゲステロンは出血の長さと量を調整するため、低下すると月経が遅れたり、間に血が混じったりします。更年期は最後の月経から12か月後に始まります。自分の周期をカレンダーに記録し、変化を把握しましょう。

血餅(血の塊)

プロゲステロンが不足すると、月経血に血餅ができやすくなります。血餅は赤い組織の塊で、月経末期に多く見られます。体は血液凝固を防ぐために抗凝固物質を分泌しますが、出血が多いと十分に働かず、血餅が形成されます。エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れると出血量が増え、血餅ができやすくなります。

月経前症候群(PMS)

プロゲステロンは情緒の安定にも関与しています。不足するとPMSの頻度や重症度が上がり、うつや不安、イライラが増します。また、睡眠障害もよく見られ、これがさらにPMSを悪化させます。睡眠の質を改善することが症状緩和に役立ちます。

線維嚢胞性乳房

線維嚢胞性乳房は良性の乳腺嚢胞ができる状態で、月経前に乳房が腫れ、しこりを感じることがあります。これは乳腺組織に余分な水分がたまり、リンパ系が処理しきれないためです。プロゲステロンは利尿作用があるため、量が不足するとこの症状が出やすくなります。しこりが痛みを伴う場合は医師の診察を受け、定期的な自己検診を行いましょう。

性欲低下(リビドー低下)

性欲はテストステロン、エストロゲン、プロゲステロンの3つのホルモンが関与しています。テストステロンは欲求を、エストロゲンは膣の潤いを、プロゲステロンは性欲を高めます。これらがすべて低下すると、性欲が減少し、膣の乾燥で性交時に痛みを伴うことがあります。また、プロゲステロン低下による体重増加も性欲低下の要因となります。ホルモン状態が気になる場合は医師に相談し、血液検査を受けましょう。

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