アディソン病(副腎皮質機能低下症)の検査方法とポイント
アディソン病とは
アディソン病は、副腎が十分なステロイドホルモン(コルチゾールやアルドステロン)を産生できなくなる稀な内分泌疾患です。発症率は10万人に1人程度で、男女ともに30〜50歳で発症することが多いですが、年齢は問わず起こり得ます。
検査の流れ
病気の概要を理解する
副腎は腎臓の上に位置し、全身の代謝や血圧調節に関わるホルモンを分泌します。アディソン病ではこれらのホルモン産生が低下します。
症状を確認する
主な症状は、倦怠感、筋力低下、食欲不振による体重減少、低血糖、低血圧、皮膚の色素沈着、塩分欲求の増加などです。
血液検査を実施する
血清カリウム、ナトリウム、コルチゾール、下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の濃度、さらに自己抗体の有無を測定します。
ACTH刺激試験
合成ACTHを注射し、投与前後の血中コルチゾール濃度を測定します。コルチゾールの上昇が乏しい(または全く上がらない)場合は副腎機能低下が示唆されます。
画像診断(CT)
腹部CTで副腎の形態異常を確認します。必要に応じて、下垂体のCT撮影も行います。
インスリン負荷試験
インスリン注射により血糖値を下げ、同時にコルチゾールの反応を観察します。正常な副腎機能ではインスリン投与後にコルチゾールが上昇します。
まとめ
これらの検査を組み合わせて診断を行い、早期に適切なホルモン補充療法を開始することが重要です。
