更年期のほてりと寝汗の対処法は?
更年期の症状として、ほてり(ホットフラッシュ)や夜間の寝汗があります。ホルモンバランスの変動により、体が急に熱くなり、発汗や心拍数の上昇が数分から30分続くことがあります。これらの症状は1日に何度も起こることがあり、生活の質を低下させますが、対策はあります。
ホルモン補充療法(HRT)
エストロゲンを補うことでほてりや寝汗を軽減できます。合成ホルモンは医師の処方が必要で、エストロゲン濃度を上げることで症状が減少します。バイオ同等ホルモンは植物由来で、処方箋なしでクリームとして入手できるものもあります。特に子宮摘出術後に急激に更年期が訪れた女性に多く用いられます。
大豆製品の摂取
大豆イソフラボンはエストロゲン様作用を持ち、ほてりを抑える効果が期待できます。日本人女性のほてり罹患率が低いのは、食生活に大豆が多く含まれるためとされています。ただし、エストロゲンが過剰になると乳がんリスクが上がる可能性があるため、摂取前に医師と相談しましょう。
心血管リスクの低減
喫煙、肥満、高コレステロール、高血圧、糖尿病などは心血管リスクを高め、ほてりを誘発しやすくします。禁煙、低脂肪・高繊維の食事、適度な運動で体重管理し、コレステロールや血圧をコントロールすることで症状が軽減します。また、アルコールやカフェインは血管を拡張させ心拍数を上げるため、控えると効果的です。
エストロゲンクリーム
外用エストロゲンは直接皮膚から吸収され、エストロゲンレベルを上げてほてりを抑えます。しかし、エストロゲン単独での使用は乳がんや脳卒中、血栓、心疾患のリスクを高める可能性があります。使用前に必ず医師の指導を受けてください。
その他の対策
- 深呼吸やゆっくりとした呼吸法を取り入れると、ほてりの頻度が約半減します。ヨガのインストラクターが指導する呼吸法が有効です。
- 綿素材のゆったりした服を着用し、レイヤリングで簡単に脱ぎ着できるようにすると、発汗時にすぐに調整できます。
