閉経で月経周期が止まる理由とは?

閉経とは

閉経は、卵巣からのエストロゲン産生が自然に減少し、月経が止まることを指します。一般的に45歳から55歳の間に起こりますが、30代で早発するケースや60代まで続くケースもあります。

月経周期の概要

月経周期は、毎月の卵子の成熟・排卵、子宮内膜の増殖・脱落という一連の変化で構成され、妊娠の可能性に備える仕組みです。

閉経で月経が止まるメカニズム

1. エストロゲンとプロゲステロンの減少

閉経が近づくと卵巣のホルモン産生が低下し、エストロゲンとプロゲステロンの濃度が徐々に下がります。ホルモン量が減ることで、周期が不規則になり、最終的に月経が停止します。

2. 卵子の減少

加齢に伴い卵巣内の有効卵子数が減少し、排卵回数が減ります。排卵が起こらなくなると、月経も起こらなくなります。

3. 子宮内膜の変化

エストロゲンとプロゲステロンが減少すると、子宮内膜(子宮体)は薄くなり、ホルモン刺激に対する反応が弱まります。その結果、内膜の増殖と剥離が起こらず、月経が無くなります。

4. 脳と卵巣のフィードバック機構の乱れ

ホルモン低下により、視床下部・下垂体との相互作用が乱れ、ホルモン分泌リズムが不安定になります。これが月経周期の調節に必要な信号の減少につながります。

5. 遺伝的・環境的要因

遺伝的要因や早発卵巣不全、自己免疫疾患などで閉経が早まることがあります。また、喫煙や化学療法・放射線療法、卵巣摘出手術などの環境要因も早期閉経を引き起こします。

更年期移行期(ペリメノポーズ)

閉経は段階的に進行し、完全に月経が止まるまで数年かかります。ペリメノポーズと呼ばれる移行期には、月経不順、ほてり、夜間発汗、気分変動などの症状が現れます。

医療機関への相談

月経周期や更年期症状に不安がある場合は、医師に相談し適切な評価と指導を受けましょう。

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