大人のストレスの主な原因とは
ストレスとは
ストレスは身体的・心理的に変化をもたらす状態や状況を指します。ストレスを受けると体はコルチゾンやアドレナリンといったホルモンを分泌し、警戒状態と行動準備が高まります。慢性的にストレスが続くとホルモンが血流に滞留し、頭痛・高血圧・摂食障害・不眠などの症状が現れます。
日常のちょっとしたイライラ
大きな出来事だけがストレスの原因だと考えがちですが、銀行の列に並ぶ時間や渋滞など、日々の小さな出来事でも身体はアドレナリンを放出し、ストレス反応を起こします。隣人が早朝に芝刈りを始める、ゴミ出しの時間に間に合わせようと急ぐといった「日常的な悩み」も蓄積すると大きな負担となります。
仕事に起因するストレス
米国心理学会(2004年)の調査によれば、回答者の62%が仕事が日常的なストレスの大きな要因だと答えています。職場の人間関係、業務量、給与への不安、期限に追われるプレッシャーなどが主な原因です。1995年の労働者災害年鑑では、労災請求の約半数が仕事上のストレスに起因していることが報告されています。景気変動や雇用情勢の不安定さも、仕事の安全性への不安を増幅させます。
家族関係からくるストレス
家計の問題や子どもの送り迎えなど、家族に関わる日常的な課題もストレス源です。2001年の国立健康統計センターの調査では、結婚5年以内に離婚に至る夫婦は全体の20%に上ります。新婚生活では同居や生活習慣の調整、仕事と家庭のバランスが大きな負担となります。さらに、病気や介護といった健康問題も個人だけでなく家族全体にストレスをもたらします。
トラウマがもたらすストレス
重大な事故や愛する人の死、虐待といったトラウマは成人期の大きなストレス要因です。幼少期に経験したトラウマは大人になっても影響を残し、生活全般にわたってストレスを引き起こすことがあります。放置された慢性的なトラウマは、心臓疾患、アレルギー、過敏性腸症候群、精神疾患などの健康問題へとつながります。
