結腸直腸手術の概要と手順
腹腔鏡手術
腹腔鏡は、従来の結腸直腸手術に比べて痛みが少なく、回復が早い低侵襲手術です。小型のビデオカメラ(腹腔鏡)をトロカールと呼ばれる器具を通して結腸に挿入し、腹部に5か所ほど小さな切開を作って手術を行います。
結腸切除術(コレクトミー)
結腸切除術は、結腸の一部を切除する手術です。腹腔鏡法を用いて、腹腔鏡で病変部位を確認し、病変部分を閉鎖・切除し、小さな切開から取り出します。その後、健康な結腸を再びつなぎ直します。従来の開腹手術では、腹部に8〜12インチ(約20〜30cm)の長い切開が必要で、出血や術後の強い痛み、長い回復期間が伴いましたが、低侵襲手術では術後1〜2週間で日常生活に復帰できます。
人工肛門(コロストミー)
コロストミーは、大腸の一部を腹壁に通してストーマ(人工肛門)を作り、排泄物を専用の袋に受け取らせる手術です。開腹手術でも腹腔鏡手術でも実施できます。
回腸人工肛門(イレオストミー)
イレオストミーは、回腸を腹壁に通してストーマを作る手術で、結腸全体や直腸を除去することも伴います。小腸の最終部(回腸)を皮膚表面に出し、排泄物はストーマから専用の袋に受け取ります。結腸・直腸が機能しなくなるため、これらを除去した後に行われます。ストーマは術後に徐々に縮小し、袋は定期的に交換が必要です。
